FASHION / TREND & STORY

ロンドンFW(2026秋冬)観察:ミスティ・アイとツイストヘアの合わせ方

ロンドン・ファッションウィーク2026年秋冬で確認された主要ビューティを基に、今日は「ミスティ・アイ」「クランベリー・ブラッシュ」「ツイスト系ヘア」「ボールド・ブロウ」を軸に読み直します。Vogue Japanのランウェイ報告(具体例:Connor Ives, Burberry, Ardem)を出発点に、現場で使える提案を示します。

TODAY'S LOOK — 比較

ベースを抑える/パーツで強める

ベース

ミスティ・アイ系の広がるグレー調

顔全体を広めにぼかす

アクセント

クランベリーの局所的な赤み

頬・リップ周辺に限定して配置

Vogue Japanが挙げた主要要素を並べて、視線の動きを掴む比較図(出典: Vogue Japan)

01 / トレンド概観

ロンドンFWで目立った“顔の静けさ”と“部分の強調”

確認できること

Vogue Japanはロンドン秋冬のビューティを5点に整理しています。代表として挙げられるのは、90年代風のスモーキーグレー「ミスティ・アイ」、頬に赤みを置く「クランベリー・ブラッシュ」、髪をねじる「ツイスト系ヘア」、力強い「ボールド・ブロウ」です。記事はConnor IvesやBurberry、Ardemといった具体例でこれらを裏付けています。

RINKAKUの見方

今回これを取り上げるのは、服の装飾と顔まわりの扱いに一貫したコントラストがあるためです。顔はやや抑えつつ、色か形のどちらかを強めに置くパターンが繰り返されており、サロンワークで再現しやすい要素が揃っています。

TODAY'S LOOK — 比較

ベースを抑える/パーツで強める

ベース

ミスティ・アイ系の広がるグレー調

顔全体を広めにぼかす

アクセント

クランベリーの局所的な赤み

頬・リップ周辺に限定して配置

Vogue Japanが挙げた主要要素を並べて、視線の動きを掴む比較図(出典: Vogue Japan)

02 / TODAY'S LOOK

顔はそっと抑える、パーツで語るルック

まず目に入るのは、顔まわりの“抑え”。ミスティ・アイの灰色味や控えた色調のベースに対して、頬や眉、ヘアのテクスチャでアクセントを付ける。Vogue Japanが例示するブランド群でも、顔のトーンは落ち着かせつつ、部分的な色や形で視線を引く構成が目立ちました。

サロン提案では、ベースの色味を均一に抑えることから始めます。アイゾーンはブレンディングを広めに取って“もや”を作り、頬にはクランベリーの狭い範囲でライン的に入れてアクセント化。眉は太めに整えて形で見せる。髪は動きのあるねじりで後ろ側に視線を流すと、このルックのコントラストが出ます。

ツイスト系ヘア — 工程

Prep → Twist → Finish

Prep

ミルクを中間〜毛先に1〜2プッシュ

まとまりを作る準備

01

Twist

小分けにねじり、根元は緩く

ほつれを許容するねじり方

02

Finish

薄めスプレーで表面を抑える

艶を出しすぎない仕上げ

ランウェイ報告にある“ツイスト系ヘア”をサロン工程に落とし込んだ図(出典: Vogue Japan)

03 / HAIR

ツイスト系の手触りをどう出すか

TREND

ランウェイでは「ツイスト系ヘア」がキーワードとして挙がっています。単純にまとめるのではなく、ねじりで面を作ったり、部分的に毛束の方向をずらして“ほつれ”を作ると、服の装飾と張り合わない自然な動きが生まれます。Vogue Japanのまとめにも同表現が含まれます。

TECHNIQUE

推奨手順は次の通り。1) 中間に軽めのミルクやクリームをなじませて毛束のまとまりを作る。2) セクションごとに力を抜きながらねじり、根元は引き締めず毛先に向かってほぐす。3) 固定は薄めスプレーで馴染ませる程度に。目指すのは“整いすぎないねじり”です。

MAKEUP — カラーチャート

ミスティ・アイ vs クランベリー・ブラッシュ

Misty Eye

スモーキーグレー(薄めに広く)

90年代風の拡がり

Cranberry Blush

深めの赤み(狭い範囲で)

頬にライン的に置く

ルックの色使いを短く示したチャート(出典: Vogue Japan)

04 / MAKEUP

ミスティ・アイとクランベリーの距離感

TREND

Vogue Japanが挙げた「ミスティ・アイ」は90年代風のスモーキーグレーを指します。一方で「クランベリー・ブラッシュ」は頬に赤みを置く表現。両者は競合させず、空間を分けて置くことで顔全体に落ち着きと焦点を同居させています。記事内の具体例もこの使い分けを裏付けています。

TECHNIQUE

実務的には、アイは柔らかく広げることを優先します。濃度は薄めにし、境界をブレンドで曖昧に。頬のクランベリーはリフトラインに沿って狭い範囲で入れると“色の主張”が出ます。眉は太めに整え、顔の骨格を立てながら、全体のトーンをまとめます。

ARRANGE — Before / After

ショー仕立て → 日常用に調整

ランウェイ寄り

ミスティは強め、クランベリーは精確に狭く

撮影やショー向けの濃度

日常寄り

ミスティは薄め、クランベリーはソフトに馴染ませる

持ちと快適さを優先

実際の現場で選ぶべき調整点を並べた簡易ガイド(出典: Vogue Japan)

05 / ARRANGE

ランウェイの要素を日常へ持ち込む仕上げ

ランウェイでは顔とパーツの距離感を保ったまま、服やヘアで動きを作る表現が目立ちました。日常や撮影で取り入れる際は、素材や光、撮影距離で“抑えた顔”を邪魔しない工夫が重要です。Vogue Japanのまとめからはその使い分けのヒントが読み取れます。

サロンでの実装例。まずメイクとヘアの濃度を調整して撮影光に合わせる。外出用はスプレーやバームで持ちを確保しつつ、顔はマット寄りに保つとバランスが良い。撮影用は光を利用してミスティな目元をやや強調し、頬のクランベリーは写真で赤が飛ばないように補正を想定して塗る。